モバイルバッテリーはスマホアプリがGPSや地図の役割を担うようになった昨今、普段から1グラムでも軽くしたいと装備の見直しを行っているULハイカーや登山家にとって、モバイルバッテリーもその例外ではないはずです。

でも、実際に調べてみると容量や機能差で結局何が一番良いのか分からないという経験はありませんか？容量や機能など考慮すると実際に何が一番優れた選択なのか迷っている方も多いのではないでしょうか。

そこでモバイルバッテリーの容量、重量をすべてリストアップして、1グラム当たりのmAh（ミリ・アンペア・アワーと呼ばれる容量を指す指標）を調べ上げることで最軽量なモバイルバッテリーは何かを導き出してみました。

このリストをみれば、最軽量かつ自分にあったモバイルバッテリーがすぐに見つかるはずです。

当然、必要な機能や容量は人それぞれなのでリストを参考にして自分に最も合ったモバイルバッテリーを見つけて頂くのがベストだとは思いますが、「多すぎてみるのが面倒くさい」という方もいると思います。

そういった方向けに容量別でおすすめのモバイルバッテリーを別記事でまとめていますので、必要に応じてそちらも合わせてご覧ください。

https://keemaclub.com/hiking/anker-mobilebattery-recommend(新しいタブで開く)

リストを参考にするうえでの注意点

リストを参照して頂く前に、以下の前提に基づいて作成したものであることをあらかじめご了承ください。

①mAPGという指標を使います

今回はグラム当たりのmAhを「mAPG」という指標を用いて表します。これはお察しかと思いますが「mAh Per Gram」の略で何のひねりもないものです。

計算式も単純に[ mAh（容量） ÷ Gram（重量）＝ mAPG（GramあたりのmAh） ]です。これが高ければ高いほど重量対効果が高いと思っていただければ問題ありません。

mAh（容量） ÷ Gram（重量）＝ mAPG（GramあたりのmAh）

目安としては50mAPG以上だとかなり重量対効果が高い部類に入ります。

②Anker社の製品を対象としたリストです

今回対象とする製品の条件についてはかなり悩みましたが、まずはAnker社の製品限定のリストとしました。

理由としては色々ありますが一番は品質の保証ができないという点です。

当然、Anker製品以外にもモバイルバッテリーは無数にありますし、その中にmAPGが高い製品が含まれている可能性もあります。ですが、前述の通りスマホの重要性が高まっている昨今ではモバイルバッテリーの不具合や破損は遭難事故につながる可能性もあると思ったため、品質管理体制が定かではメーカーの商品を紹介することを躊躇しました。

今後、他の実際に使ってみて品質の確認ができた製品についてはAnker社以外でも個別に紹介していくと思いますのでそちらをお待ちいただければ幸いです。

ちなみにAnkerだったら100%安全というわけではないのでその点もご理解下さい。必ず登山やハイキングに携帯する前に事前に使って問題ないかを確認することをお勧めします。

③機能は製品名から分かる

一口にモバイルバッテリーといっても急速充電対応モデルや無接点充電対応など色々なタイプがあります。人によって好みや必要な機能が異なると思いますが、どの機能が対応しているかはAnkerの場合、製品名に含まれている文字列から読み取れます。

以下の表を参考にしてみてください。