北八ヶ岳でULハイクしてきました
いきなりですが、いやー最高でした。
今回は余呉で予定されていたOMM LITEが緊急事態宣言の影響で中止になってしまったため、その代替プランとして北八ヶ岳でハイキングをしてきました。八ヶ岳に行くのは昨年の10月に赤岳登って以来なのでかなり久しぶり。
初日の状況としては前日に大雨警報が出るほどの悪天候だったので、足場はかなり悪く泥まみれ。一部の登山道は川のようになってしまっているコンディション。それに加え初日は霧の中をハイクする形となりましたが、これはこれで楽しかったですねえ。なんで霧って少しテンション上がるんでしょうかw
トレイルの雰囲気はYouTubeにアップした映像をぜひご覧ください。これ実は前半(初日)部分のみしかありません。二日目の様子は追ってアップしようと思いますので少々お待ち下さい。(編集が億劫でして…)
今回は北八ヶ岳を北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅を基点としてぐるっと一周するコースを描きました。最初にロープウェイである程度高度を稼げるということに加え、一日の行動距離でいうと12km程度に設定されているので体力に自信のない方でも気持ちよく歩けるのではないかと思い、簡単にブログでも振り返りつつまとめてみようと思います。

僕はこのコースを歩いて、やっぱり八ヶ岳は一番好きな山域だと再確認しました。コケあり池ありガレ場あり大岩ありと飽きないですよね。ずっと歩けます。
それではいってみましょう~
1日目のコース詳細
初日は頂駅→縞枯→茶臼→麦草→双子池と南側をぐるっと半周するコース。
まずは北八ヶ岳ロープウェイ乗り場から始まります。ここへのアクセスはバスもありますし駐車場も無料です。始発は大体8:00くらいなのでこれに乗りましょう(僕たちはなぜか始発を逃しましたが)。チケットは往復がお得なのでそちらがおすすめ。ただし行動中に無くさないように。
運行時間 | 4/24~7/16 | 7/17~8/29 | 8/30~10/31 | 11/1~4/3 |
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平日 | 8:40 – 16:40 | 8:00 – 17:00 | 8:40 – 16:40 | 9:00 – 16:00 |
土/日/祝日 | 8:20 – 17:00 | 8:00 – 17:00 | 8:20 – 17:00 | 9:00 – 16:00 |
※ロープウェイの運行については変更する可能性があるので、念のため公式サイトでも確認してください。
山頂駅についたら縞枯山を目指します。最初は木道を歩くのでラクチン。途中に縞枯山荘が左手に現れるのでそこを通り過ぎて直進、次に雨池峠の分岐を右手に進んでください。ここからは軽い登りに入っていきます。登りと言っても少し急ではあるものの距離は短いのでゆっくり登れば大丈夫。上った先が縞枯山の山頂になります。眺望はありませんのでササっと水分補給をして次に向かいます。

そこから次なる目的地の茶臼山に向かうのですが、徐々に道幅が狭くなってきます。登山道脇に生えている枝が刺さったりという個所もありますので、ある程度耐久性の高いウェアを切るようにしましょう。また、部分的に倒木があり跨いだりくぐったりという個所が続きます。危険とまではいかないですが、念のため注意しましょう。道中で展望ポイントによることも可能です。僕らも寄りはしましたが、霧のせいで眺望ゼロでした。そこからしばらく進めば茶臼山頂です。

ここから麦草峠まで250m程度下ります。麦草峠はメルヘン街道と呼ばれる国道に面してるので普通に車が通っています。やっと深い自然に溶け込んできた感覚がしてきたと思ったら、急に現実に引き戻されるので注意してくださいw ただその分ここは一つエスケープポイントでもあるので覚えておくとよいかと。昼食はここで食べましょう。麦草ヒュッテで食べた牛丼、美味かったなー。夏であれば確実にここでアイスを食べていたことでしょう。

腹を観たらしたらあとは双子池まで一直線です。前日の大雨の影響か、最初の池の木道がかなり崩れていたのでその点は注意してください。しばらくは苔の生い茂る森を抜けていきます。砂利道に出たら雨池はすぐ近くです。ここでは広大な池いま歩いてきた縞枯山や茶臼山などが望めます。そこからさらに90分ほど歩いたら初日のゴールである双子池に到着です。双子池ヒュッテにチェックインでお疲れ山。
おすすめはテント伯です。ここでは池畔という珍しいロケーションでキャンプができ、夕方や朝方の池はとても美しいのでぜひ。山荘でたらふくお酒を買い込んでテントでむふふしましょう。

2日目のコース詳細
朝は四時起き。諸々片づけて5時ごろに出発です。空き缶や空き瓶は山荘で回収してくれます(当然、山荘で購入したものに限る)。トイレを済ませるのを忘れずに。
最初の目的地である双子山まではおおよそ30分ほど。軽い登りでウォーミングアップしたらすぐに開けた場所に出ます。ここは風が遮るものがないので強風時は所持品など飛ばされないように注意。そこからしばらく進むと山頂です。

山頂からさらに20分ほどで大河原峠に出ます。ここでは北東方面に素晴らしい眺望があります。おそらく群馬方面なので妙義山など名だたる山々が望めるでしょう。ここから蓼科山を目指します。
蓼科山荘までは多少のアップダウンがある程度で比較的なだらかな道です。一時間ちょっと進むと進行方向の真正面に百名山・蓼科山が現れます。これは圧巻。

蓼科山荘からの最後の登りは大きなガレ場の急登。蓼科ロープウェイから来た登山客とも合流し人が増えるので特に気を付けて登りましょう。広い山頂で一服したら蓼科ヒュッテまで戻ります。下山時は登りよりも事故が多いのでもっとお気を付けて。
無事に蓼科山荘まで下山したら、ここから一気に500mちょっと下ります。足場はガレ場でかなり歩きづらいこともあり、これがなかなかキツいです。まだかよーまだかよーと心で思いながら歩きました。たまにありますよね、そういう道。
下りきると天祥寺原という場所にでます。ここは蓼科と北横の間にある谷地でとてもきれいな平原です。時間に余裕があるならちょっと休憩するにはうってつけのポイント。周囲の山もすごくきれいに見えます。

ここから亀甲池まで歩き、北横岳北面の登り口を目指します。ここから90分弱の登りが最後の踏ん張りポイントです。ここまでの疲労もあり少し疲れますが、頑張ってください。上ってたらそれ相応のご褒美があります。僕たちが上ったときは5月下旬で北面ということもありかなりの雪が残っていました。チェーンスパイク必須ですね。ぐずぐずの雪に苦戦しながらなんとか登頂。

北横山頂はロープウェイ山頂駅から比較的簡単にアクセスできるポイントですが、反対方向からグルっと一周してきてみる景色が格別ですね。このころには霧も晴れ、八ヶ岳南部の主峰たちがはっきりと見えました。次は全部縦走したいなー。

二つの山頂を堪能したら、あとは山頂駅まで戻るだけです。ここまできたらあとは余韻に浸りながら下山後の温泉や肉、ビールに思いを馳せましょう(煩悩)。正しロープウェイの終電には気を付けてくださいね。
以上で北八ヶ岳テント泊ハイキングのコース紹介は以上です。
最後に
いかがでしたでしょうか?これらが計画の参考になれば嬉しいです。もしよかったらYAMAPも参照してください。
今回は新しく素材がアップデートされた山と道のmini2でいったのですが、非常に快適でしたね。ベースウェイトで4kgちょっとというパッキングの軽さにもいつも恩恵を受けているのですが、それに加えて素材が前回のスカイライトから独自素材に変わったことで今回のような枝がガシガシ刺さってくるようなトレイルでもあまり神経質にならずに歩けました。

このパックについてもまたどこかでレビュー記事かけたら書きます。やっぱり道具の心配をしながら歩くのって楽しくないので、それはすごく実感しましたね。
それでは今回は以上です。また八ヶ岳いきたいなー!
あ、あとYouTubeもぜひみてくださいねー!