はじめに
こんにちは。最近ソロ用のULテントをどれにするか悩みまくっているKLOSAKIです。
UL系のテントってルナーソロでも買っとけみたいな時代と違って、今やかなり選択肢がある上にお値段高いからなかなか決めきれないんですよね…どれも魅力的だったり実用性とロマンの間で揺れたりと理由はさまざまなんですが。
そんなこんなで紆余曲折ありながらも、いま現在一番気になっているテントがTarptentのAeon Liという商品なんですが、今回はその理由をまとめてみようと思います。まとめてみようと思った理由は悩みすぎて自分でも整理できてないから。自分のために書きますw
なぐり書きですが、寛大な心で読んでいただければ幸いです。
Aeon Liってどんなテント?
まずはAeon Liの概要から説明します。
Aeon LiはアメリカのコテージメーカーであるTaptentが製造・販売している商品ソロテントです。
TARPTENTとは?
TARPTENTは2000年初頭に設立されたアメリカのカルフォルニア州、タホ国立公園の麓で一枚づつ丁寧にULシェルターを縫製するコテージメーカー。
ファウンダーであるHenry ShiresはUL界隈の人間なら知らない人はいない、誰も見たことのないULシェルターを作ることに情熱を燃やすこだわりの人物。美しいカテナリーライン、熟考された細部の仕組み、一目でTarptentと判るその佇まいは高い満足度をユーザーにもたらします。
https://moonlight-gear.com/?pid=147128787
想定用途としてはスルーハイキング、バイクパッキング、パックラフト、バックパッキングなどが挙げられ、UL志向のアドベンチャーに向けて作られています。
構成としてはDyneema® 製シングルウォールで非自立式。重量はトータルで551gです(付属のスタッフサックとペグ含む)。付属のペグは工夫すればもうちょい重量削れそうですね。スタッフサックはDCF製なので変えなくていいかな。一点注意しないといけないのが、この重量にはポールが含まれていません。ポールは別で購入する必要があるためその分の重量と金額は予め乗っかる想定が必要です。
公式のVertical Support Poleだと推奨の122cmで119gなのでちょっと重い(その分$19と安いが)。6000円SMDのカーボンポール116cmが50g弱なので、僕が使うとしたらこれになると思います。ただし当然120cmに調整できるトレッキンポールを常用している人はそれで代用可能なのでいらないですね。
その他スペックは以下ご覧ください。
使用人数: 1
対応シーズン: 3+
重さ:
本体(コード含む): 17.3 oz / 490 g
スタッフサック: 0.35 oz / 10 g
ペグ6本(ケース含む) : 1.8 oz / 51 g
内部高さ: 47 in / 119 cm
フロア幅: 30 in / 76 cm
フロア長: 88 in / 224 cm
ペグ: 6 x 6 in / 15 cm
ガイライン: 2.5 mm
収納サイズ: 14 in x 4 in / 36 cm x 10 cm
良いと思ったところ
重量的にはそれなりで、タープ泊とダブルウォールの中間といったところで良くも悪くもないですね。ではなぜこれが欲しいと思ったのか理由を整理してみたいと思います。
まず大前提としてULソロテントを探す際の条件としては以下を挙げていました。
- 大きい人間でも収まるゆとりあるサイズ(僕184cm)
- 防虫性(2020年に全身ブヨにやられたトラウマから)
- できればダイニーマ製(理由は以下に続く)
- 前室もしくそれ相応の機能があること
- 500g前後
これらの条件を満たすテントを探す中でAeon Liに特に惹かれた理由は以下です。
まず1点目はダイニーマ性ということ。今回検討したテントは基本的にダイニーマ製のものばかりでローカスギアのkhufuやdjedi、zpacksのHexamid Pocket Tarp(バグネット兼用想定)、mikikurotaのelemental 1などが検討対象でした。シルナイロンには飽きてしまったしタイベックは医療関係者に優先的に行き渡るように配慮されているなか、僕の中ではダイニーマ一択。ダイニーマはULらしさを感じれるし、視覚的にもとにかくカッコいいのでもともと好きなんですw 当然見た目以外にもその高い軽量性や耐水性も魅力を感じました。
2点目は通気性の考慮された設計であるということです。先程あげたダイニーマは軽量性や耐水性に優れている一方で透湿性があまりない素材(DCF eVentという透湿性が加えられた新素材も開発されてますが、お高いうえに採用しているテントが少ないので一旦忘れます)。透湿性でいえば一般的なシルナイロンと同等くらい?なのでしっかりと設計段階で通気性を考慮しなければ恐ろしいほど結露するという欠点を持っています。
それに対しこのAeon Liはその点がしっかり考慮されています。まずテント下隅には三角形の大きめのベンチレーションシステムがあります。これは悪天候時にはクローズできるように配慮されている点もGood。またバスタブも他のメーカーのものよりも低めに設定されている点も通気性の向上に役立っているようです。

3点目は設営のかんたんさです。これは横着な僕にとっては超重要なポイント。非自立式って特にめんどくさいイメージがあるので、ここがクリアされていると嬉しいですよね。大体3分程度で説明できるそうで、実際に動画解説を見たところ慣れればもっと早く行けるんじゃない?と思ったほど。
ね、かんたんそうですよね。以上ざっくりとですが惹かれた点の紹介でした。
購入を躊躇する点
反対になぜ今購入を躊躇しているのか、そのポイントについても触れたいと思います。
それは価格。まずそもそもこのテントは僕の探した限りだと日本で扱っている販売店はなく、個人輸入する必要があります。そうなってくると定価$535に加えて国際便の送料、関税がざっくりと$100程度乗っかる計算です。さらには先程行ったSMDのカーボンポールが6000円程度であることを考慮に入れると、7万円程度は覚悟しなければいけません。(どこか日本の代理店が扱っていたとしても卸値は対して変わらないでしょうが)
こうなってくると一般的サラリーマンの僕はビビっちゃいます。いや、仮に7万円は出せたとしましょう。でもそうなってくると他の選択肢もちらほらと頭をよぎります。その代表格がDCF eVent製のKhufuです。そうです、先程高いからといって一旦忘れたDCF eVentです!これ買えちゃうのでは…と一度決めた心を揺さぶってくるという状況に追い込まれます。
さらにはこのテントは収納サイズがちょっとだけ大きめという点も気になります。これは少し気になる程度ではあるのですが、もしかしたら外付けのパッキング想定でいたほうがいいかもなと思っています。できれば行動中に使用しないスリーピング系のギアはすべてパック深部に収めたい派としてはここも引っかかるところ。

これらの点を振り切って買うかというのが悩みどころです。
最後に
いかがでしたか?
多分このテントを検討している方はいま現在かなり少ないと思うので誰かの役に立ったのかわかりませんが、もしそうであれば幸いです。
自分の頭の整理のために色々調べながら書かせてもらいましたが、改めて「良いテント見つけたな~」と思ってはいます。というかいまこの締めの文章を書いている現在、やはり欲しいなーと思ってしまっているので多分買いますw
お金はまた稼げばいいですよね。というギア買うたびに自分に言い聞かせる呪文。もうMPないよ。
では、また。
(2021.8.25 追記)購入してレビューを書きましたので、そちらも合わせてご覧ください。

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