※2021.01.26 一部誤りがありましたので内容を修正しました
目次
GoPro Labsってなんなのよ?
GoPro Labsって知っていますか?これすごく便利で楽しいでGoProをお持ちの方におすすめなんですが、少し準備がややこしいので今日はそれについてまとめたいと思います。
GoPro Labsが何なのかというと、公式には以下の説明があります。
GoPro Labs を通して GoPro コミュニティに実験的な新機能を提供します。これらの機能の多くは、社内ハッカソンで生まれた、カメラのリリースに未搭載の機能です。製品版のカメラには搭載されない可能性がありますが、ユーザーの皆さんにお試しいただく価値のある、十分に使える機能となっています。ぜひお試しください。
https://community.gopro.com/t5/ja/GoPro-Labs-12398-12372-32057-20171/ta-p/616401?profile.language=ja
要するに、リリースが決まっていない開発段階の実験的機能を今すぐに利用できるというサービスです。当然、将来のファームウェアアップデートの際に搭載される機能もこの中に存在するので、先んじてそういった先進的な機能に触れることができるというわけです。めちゃくちゃいいですよね。
GoProのエンジニアが今どういった課題にトライしていて、今後どう進化していくかが読み取れるので絶対に触ったほうがお得です。もちろん無料ですし
ちなみにGoPro7より前のバージョンを使っている方は残念ながらこの機能の対象外となるようです。
インストール手順
じゃあどうやって使うの?というところを解説していきたいと思います。若干めんどくさいんですが、難しくはないので誰でも出来ますよ。
GoPro Labsの機能をインストールする手順は以下の3ステップです。
- GoPro Labsのファームウェアを公式サイトからDLする
- DLしたファームウェアを手持ちのGoProにインストールする
- インストールしたGoProで専用のQRコードを読み取って機能を追加する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.GoPro Labsのファームウェアを公式サイトからDLする
まずGoPro Labsが使えるようにするためのファームウェアをパソコンでダウンロードする必要があります。ファームウェアは使っているGoProごとに異なるので、間違えないようしましょう。
ダウンロードページはこちら
※ページ最下部の「Download the GoPro Labs firmware for:」という箇所からDLしてください。
英語のサイトが怖いという方は以下のリンクからもダウンロードできますよ。(公式サイトにあるリンクと同じものなのでご安心を)
リンクをクリックしたらzipファイルが無事ダウンロードされましたか?されたら次のステップに進んでください。

2.DLしたファームウェアを手持ちのGoProにインストールする
今度はさきほどDLしたファイルを手持ちのGoProに読み込ませる必要があります。そのためにSDカードが必要になりますので準備をしてパソコンに挿してください。(普段GoProで使っているSDカードがあるはずなので、それでOKです)
ちなみにこのステップは公式でもわかりやすくまとめてありますので、そちらを参照してもOKです。(ただし英語)
さきほどのzipファイルを解凍して中身のファイルを確認してください。すると”UPDATE”というフォルダがありませんか?
その”UPDATE”フォルダを先程のSDカードにそのままコピーします。以下のような状態になっていればOKです。(場所は関係ないと思うけど、”DCIM”とか”MISC”の兄弟に置けば間違いなし)

上記の通りにSDカードにコピーできたらOKです。SDカードをGoProに戻して電源をONにしてみてください。インストールが自動的に開始されるはずです。
インストールは数分で完了します。以下のマークが表示されたら完了だと思ってOKです。

3.インストールしたGoProで専用のQRコードを読み取って機能を追加する
さあ、これで準備OKです。いつでも新機能が試せる状態になりました。どんな新機能があるのかはこちらを参照してください。
一部おもしろそうな機能を紹介してみます。
Owner’s Information | GoProの電源をONにしたときに、所有者の好きな情報を表示できるようにする |
Motion Detection | 被写体が動いたことを検知して、録画を自動的に開始する |
Capture Sunsets and Sunrises | 搭載されたGPSチップを使用して、現在地の日の入り時刻と日の出時刻を推測。その時間に撮影を自動的に開始する |
IMU Motion Triggers | カメラ自体が動いたことをジャイロセンサーで検知して、録画を自動的に開始する |
こんな感じで実用的なものから、いつ使うのかわからんものまで様々です。
これらを利用してみましょう。試しに一番上の「Owner’s Information」を手持ちの端末に導入してみます。まずはこのリンクに飛んでみてください。以下のような画面が表示されるはずです。

この画面にあるLine1~3の3つのテキストフィールドが管理情報をいれる場所です。入れる情報はなんでもいいです。
例えば、自分の名前と電話番号を入れて置いて落としたときに誰のものかわかるようにしておくとか。複数持ってる人は管理番号つけてどっちかわかるようにしておくとか。使い方は自由です。
今回はこのサイトの名前とURLをいれてみました。
そしたらGoProの電源をまたつけて、このQRコードをかざしてみます。(録画はしないでOK)

そうすると読み込まれましたマークが表示されると思います。(一瞬なので写真とれませんでした)
そしたら完了です。起動するたびに以下のように入力した情報が表示されるようになったと思います。

他の機能も同じ要領で機能追加できるはずなので、是非試してみてください。
以上で設定方法の解説は終わりです。
(2020/01/23 追記)
QR生成をより便利にするアプリの紹介記事をアップしました。以下をご覧ください。
使い方はユーザーにおまかせ状態
いかがでしたでしょうか?
ご覧の通り、GoPro Labsにある機能は正直どう使ったらいいのかわからないものまで多く含まれています。それもそのはずで、ここにあるものは何かに使えるかも程度の実験的な機能ばかりだからです。だからこそLabsなわけで、そもそも普通にめちゃくちゃ便利な機能であればすでに実装されてるはずです。
その中から自分だったらこう使えるなとかこの場合ってこれ使えば面白くなるんじゃないかみたいに考えるのがそれなりに楽しいんじゃないかと思ったので今回紹介してみました。
ぼくも実際にGopro Labsにある機能ですでに普段使いに導入してるものもあります。それについてはまたの機会に紹介しますね。
では、さようなら